2021/10/09 17:44
鰹は、暖かい海を好み、そして常に群れをなして動き回る回遊魚。冬から春にかけて北緯10~30°のところで産卵。
北赤道海流の勢力が強まる春から初夏に、育ち盛りの子供たちが南方からやってきた黒潮(日本海流)にのり、餌の集まる親潮(千島海流)と黒潮がぶつかる日本近海(三陸沖)に向け、北上していきます。
この時期に漁獲され千葉や東北の漁港にて生鮮水揚げされる鰹を「初鰹(はつがつお)」と呼びます。
そして日本近海で餌をパクパク食べておなかいっぱい、まるまる太った鰹たちは秋ごろにまた南の暖かい海に戻っていきます。これが「戻り鰹」と呼ばれます。


