2021/05/14 09:37




『一刻の猶予も』4
~~ 喫茶店伯爵にて ~~
ぽよ「で、つまりどういうこと?」
マネ「ちょ、、ぽよ❗いや、せきぽよさん、今の話聞いてました?!」
ぽよ「いや、きいてたよ!だから結論からいうと何かなと…」
マネ「いや、そんなに複雑な話ではないですよ。あと、結論からいうの、とかってあんまり私は良いとは思えないので過程を簡潔に説明させてもらってるんです。」
ぽよ「おーけ!おっーけ!🆗ちゃん!もう一度お願いします!」
マネ「はい!なので、先月の案件で作品集の編集に入らないといけないのに進捗情況変わらず。ですので、ラフだけでもデザイナーに郵送して下さい!向こうは前回もぽよ、せきぽよさんのあの伝説的なラフすぎるデッサンを素晴らしくデザインしてくれたんですから!」
ぽよ「ちょま、、、それは認めるわ。あの筆で3秒で書いたものからあれが出来上がるんだからね💦」
マネ「はい!なので、ラフだけでも提出して様子を見て、その間に原稿と、依頼印だけに集中してください!で、来月頭に編集の方に再度関わってください!6月の話です!!」
ぽよ「り!表紙ラフ原稿をデザイナーに郵送しろ!それ以外の編集はぽっぽっておいて、来月に再開、と」
マネ「ぽっぽっておく?!。。。🤣せきぽよさん、それ方言ですか??」
ぽよ「え💦」
 マネは話の内容がある程度相手に伝わったのを確認すると机上の書類をまとめてさっさと片付け、手帳と共にハンドバックにしまった。ビルの2階に位置する喫茶店の薄暗い店内は斜陽を受けて淡いオレンジ色に染まっていた。

マネ「コーヒーおかわりして良いですか?ここのアイスコーヒー美味しいんですよね🎵」
ぽよ「あ、じゃあ俺も、、、」
白い腕を上げて店員を呼ぶ。
店員「ミルクと砂糖はお付けしますか?」
マネ「1つずつお願いします💖」
窓外を眺めていたぽよは目を見開きマネの顔を見返した。
ぽよ「?!え(!?)そうなの?」
マネ「ここのミルク良いやつなんで少し入れると美味しいんですよねぇ🎶私も最近マイルドになってきたかしら、おほほほほほー(真顔)。」
ぽよ「あのさ、オチとか無いわけ??」

マネ「チョマテーィヨー‼️(モノマネ声)🎵」

ぽよ「。。。あのさ、結論から聞きたいんだけども、これって俺主役だよね?」
(続)