2020/11/02 19:43


日展には五年連続で落選しました。惜しいと言われたり、師匠に慰められる時も有りました。2016年に六回目の出品で初入選した時が一番の喜びでした。信号待ちしている隣の他人の方に「僕、入選したんですよ!有難う御座います🙏」と握手しそうになりました笑

で、久々に取り出してきて、数紙に押印、拓款してみました。裏打ちして額装し、少しだけですが商店に並べてご紹介したいと思います。

①2016年「延年益壽長宜子孫」朱文 金文
②2017年「道法自然」朱文 印篆(倣漢磚)
③2019年「陶然自樂」朱文 倣斉白石、二世蘭臺
④2020年「曲肱之樂」朱文 甲骨文

②の2017年は河野師が亡くなった年でした。先生に入選の喜びを御伝えできないまま、悲嘆にくれました。この年の作を書の審査員クラスのある先生が御所望され、私は丁重に御断りしたのですが、一年程の間に催促が何度か有りましたので、お譲りいたしました。ですから手元に有りません。
今①、③、④の入選作品が手元に有りましたので紹介できます。②は月歩展図録に掲載が有るのでそれで自身も確認するのみとなっています。


明日、師匠の命日なので墓前に参ります。近況を墓前で報告致します。