2020/10/02 23:30

 イメージや思い付いた事を形に出来ると喜びが有ります。しかし、上手くいかないことも多いですよね。なかなかそれでやめとこってなる場合もあります。でも、形にして最初の考えと違うことになったとしても、新たな発見が有るかもしれません。チャレンジ無しに、新たな未来の発見は無いのです❗

 今日は僕の中に浮かんだイメージとテーマについて考えをまとめていました。

きっかけは李白の詩「山中問答」。知っている方も多い有名な詩です。先日我が商店で並べた國枝氏の作品もその一節を刻したものが有ります。

そして、先日頂いた紙にこの詩をふと篆書で書いたことで理想郷とは何ぞ?!と思ったのでした。

この企画は李白の詩「山中問答」の理想郷をテーマに「僕」自身が今まで訪れた10都市を作品のタイトルにした連作です。連作といってもほぼ同じ構成の作品を目指しました。

1東京、2上海、3杭州、4パリ、5ハワイ、6香港、7ラスベガス、8台北、9澳門、10ソウル、11理想郷の11作品を作ります。

しかし、11番目「理想郷」の作品は今はありません。作るかも知れませんし、出来ないままかもしれません。

「人生は旅であり、旅もまた人生である」

訪れた大都市は、李白の詩中にある理想郷とは矛盾が有るかもしれません。しかしながら、矛盾こそが大いなる真実の姿でもあります。

「泥中蓮」汚い泥の中に美しい蓮花は咲くのです。

大都市を巡ることで僕は「碧山」を目指しているのかも知れないと考えたのでした。


この企画「理想郷を求めて(仮)」は今月中に松尾碩甫商店で発表予定です!新たな展開はちょっとした所に潜んでいると信じています‼️